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旧八代市 平成 9年12月定例会−12月18日-06号

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  1. 八代市議会 1997-12-18
    旧八代市 平成 9年12月定例会−12月18日-06号


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    最終取得日: 2021-09-15
    旧八代市 平成 9年12月定例会−12月18日-06号旧八代市 平成 9年12月定例会           ────────────────────               主 要 目 次       1.市長提出案件8、請願・陳情5、計13件・委員長報告…9       1.議員提出発議案3件……………………………………………23       1.議員追加提出発議案3件………………………………………26       1.市長追加提出予算5、条例3、計8件………………………29       1.市長追加提出人事3件…………………………………………38       1.閉会中継続審査・調査の件42件……………………………40           ────────────────────         平成9年12月八代市議会定例会会議録(第6号) ・平成9年12月18日(木曜日)           ──────────────────── ・議事日程(第6号)                   平成9年12月18日(木曜日)午後2時開議  議長の諸報告  第 1 議第93号・平成9年度八代市一般会計補正予算・第4号(委員長報告)  第 2 議第94号・平成9年度八代市公共用地先行取得事業特別会計補正予算・第1号(委員長報告)  第 3 議第95号・平成9年度八代市水道事業会計補正予算・第1号(委員長報告
     第 4 議第96号・平成9年度八代市病院事業会計補正予算・第1号(委員長報告)  第 5 議第97号・議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び八代市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について(委員長報告)  第 6 議第98号・八代市職員退職手当支給条例及び職員の給与に関する条例の一部改正について(委員長報告)  第 7 議第99号・八代市報酬及び費用弁償条例の一部改正について(委員長報告)  第 8 議第100号・八代市保育所入所措置条例及び八代市立保育園の設置及び管理に関する条例の一部改正について(委員長報告)  第 9 請願第11号・作物等に対する遺伝子組み換えの表示義務を求める意見書の提出方について(委員長報告)  第10 請願第12号・法務局における職員の増員に関する意見書の提出方について(委員長報告)  第11 陳情第16号・高田児童館施設の新設方について(委員長報告)  第12 陳情第19号・農振地域における事業計画者への指導方について(委員長報告)  第13 陳情第23号・行政改革・公共事業推進のための意見書の提出方について(委員長報告)  第14 発議案第19号・地方分権に伴う地方税財源の確保に関する意見書案  第15 発議案第20号・内需拡大のための所得税減税の実施を求める意見書案  第16 発議案第21号・八代産畳表の公共施設への活用と低金利融資等への補助並びに農業振興公社の設立を求める決議案  第17 議第101号・平成9年度八代市一般会計補正予算・第5号  第18 議第102号・平成9年度八代市一般会計補正予算・第6号  第19 議第103号・平成9年度八代市国民健康保険特別会計補正予算・第2号  第20 議第104号・平成9年度八代市食肉センター特別会計補正予算・第1号  第21 議第105号・平成9年度八代市公共下水道事業特別会計補正予算・第3号  第22 議第106号・八代市議会議員の報酬等に関する条例等の一部改正について  第23 議第107号・職員の給与に関する条例の一部改正について  第24 議第108号・八代市報酬及び費用弁償条例の一部改正について  第25 会議録署名議員の指名           ──────────────────── ・会議に付した事件  1.日程第 1  1.日程第 2  1.日程第 3  1.日程第 4  1.日程第 5  1.日程第 6  1.日程第 7  1.日程第 8  1.日程第 9  1.日程第10  1.日程第11  1.日程第12  1.日程第13  1.日程第14  1.日程第15  1.日程第16  1.発議案第22号・作物等に対する遺伝子組みかえの表示義務を求める意見書案(白石哲哉君外5名提出)  1.発議案第23号・法務局における職員の増員に関する意見書案(木田哲次君外7名提出)  1.発議案第24号・行政改革・公共事業推進に関する意見書案(沢田行雄君外7名提出)  1.日程第17  1.日程第18  1.日程第19  1.日程第20  1.日程第21  1.日程第22  1.日程第23  1.日程第24  1.議第109号・監査委員の選任につき同意を求めることについて(平岡尚道君)  1.議第110号・公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて(森田美稲子君)  1.議第111号・公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて(松川勝君)  1.閉会中継続審査の件(請願第10号・海士江町地内における体育集会場の新設方について・文教福祉委員会)  1.閉会中継続審査の件(陳情第17号・定住外国人の障害者並びに高齢者に対する救済措置方等について・第1項・第2項・第3項・文教福祉委員会)  1.閉会中継続審査の件(平成8年陳情第18号・市立日奈久若竹保育園の存続方について・文教福祉委員会)  1.閉会中継続調査の件(教育施設の整備、管理に関する諸問題の調査・文教福祉委員会)  1.閉会中継続調査の件(文化財の保護・活用に関する諸問題の調査・文教福祉委員会)  1.閉会中継続調査の件(保健・福祉施設の整備、管理に関する諸問題の調査・文教福祉委員会)  1.閉会中継続審査の件(陳情第20号・高下西町地内封鎖市道の回復方について・建設環境委員会)  1.閉会中継続審査の件(陳情第21号・新清掃センターの平和町地区への早期移転方について・建設環境委員会)  1.閉会中継続審査の件(陳情第4号・平山新町並びに揚町地内における県道拡幅計画の見直し方について・建設環境委員会)  1.閉会中継続審査の件(陳情第7号・龍峯校区における市道の拡張整備方について・建設環境委員会)  1.閉会中継続審査の件(陳情第8号・龍峯校区内運動広場の建設方について・建設環境委員会)  1.閉会中継続審査の件(陳情第14号・宮地町地内における葬祭場の建設反対について・建設環境委員会)  1.閉会中継続審査の件(平成8年陳情第8号・松江町地内用排水路の整備方について・建設環境委員会)  1.閉会中継続審査の件(平成8年陳情第11号・長田町地内用排水路整備改修方について・建設環境委員会)  1.閉会中継続調査の件(都市計画及び建設工事に関する諸問題の調査・建設環境委員会)  1.閉会中継続調査の件(生活環境に関する諸問題の調査・建設環境委員会)  1.閉会中継続調査の件(農林水産業の振興に関する諸問題の調査・経済企業委員会)  1.閉会中継続調査の件(商・工業の振興及び環境整備に関する諸問題の調査・経済企業委員会)  1.閉会中継続調査の件(観光レクリェーション施設の整備に関する諸問題の調査・経済企業委員会)  1.閉会中継続調査の件(病院及び上水道事業に関する諸問題の調査・経済企業委員会)  1.閉会中継続調査の件(食肉センターの運営・管理に関する諸問題の調査・経済企業委員会)  1.閉会中継続審査の件(陳情第22号・永住外国人地方参政権確立を求める意見書の提出方について・総務委員会)  1.閉会中継続審査の件(陳情第24号・定住外国人に対する地方参政権付与の反対方について・総務委員会)  1.閉会中継続審査の件(陳情第9号・萩原町地内・市有地での駐車場としての存続方について・総務委員会)  1.閉会中継続審査の件(陳情第15号・公的年金制度改革のための意見書提出方について・総務委員会)  1.閉会中継続審査の件(陳情第17号・定住外国人の障害者並びに高齢者に対する救済措置方等について・第4項・総務委員会)  1.閉会中継続調査の件(行財政の運営に関する諸問題の調査・総務委員会)  1.閉会中継続調査の件(総合計画に関する諸問題の調査・総務委員会)  1.閉会中継続調査の件(政治倫理に関する諸問題の調査・政治倫理特別委員会)  1.閉会中継続調査の件(新幹線建設計画に関する諸問題の調査・新幹線問題特別委員会)  1.閉会中継続調査の件(議員定数問題等に関する諸問題の調査・議員定数問題等特別委員会)  1.閉会中継続調査の件(議会運営に関する事項・議会運営委員会)  1.閉会中継続審査の件(議第75号・平成8年度八代市一般会計決算決算審査特別委員会)  1.閉会中継続審査の件(議第76号・平成8年度八代市二見舟津簡易水道事業特別会計決算決算審査特別委員会)  1.閉会中継続審査の件(議第77号・平成8年度八代市二見白島簡易水道事業特別会計決算決算審査特別委員会)  1.閉会中継続審査の件(議第78号・平成8年度八代市国民健康保険特別会計決算決算審査特別委員会)  1.閉会中継続審査の件(議第79号・平成8年度八代市老人保健医療特別会計決算決算審査特別委員会)  1.閉会中継続審査の件(議第80号・平成8年度八代市食肉センター特別会計決算決算審査特別委員会)  1.閉会中継続審査の件(議第81号・平成8年度八代市交通災害共済事業特別会計決算決算審査特別委員会)  1.閉会中継続審査の件(議第82号・平成8年度八代市公共下水道事業特別会計決算決算審査特別委員会)  1.閉会中継続審査の件(議第83号・平成8年度八代市住宅新築資金等貸付事業特別会計決算決算審査特別委員会)  1.閉会中継続審査の件(議第84号・平成8年度八代市公共用地先行取得事業特別会計決算決算審査特別委員会)  1.日程第25           ──────────────────── ・出席議員及び欠席議員の氏名 (1)出席議員(30人)
       1番 福 田 富 雄 君     2番 上 野 茂 満 君    4番 田 中   安 君     5番 今 田 智 徳 君    6番 寺 田 親 晴 君     7番 栗 原 伸 安 君    8番 藤 井 次 男 君     9番 田 中 靖 二 君   10番 宮 本 安 信 君    11番 橋 本 徳 雄 君   12番 白 石 哲 哉 君    13番 中 村 和 美 君   14番 谷 口 一 男 君    15番 沢 田 行 雄 君   16番 松 永 久 彦 君    18番 山 田 栄 一 君   19番 泉   正 治 君    20番 前 田   慧 君   21番 梅 田 玲 子 君    22番 渡 辺 俊 雄 君   23番 山 本 幸 廣 君    24番 小 薗 純 一 君   25番 氏 家 正 則 君    26番 木 田 哲 次 君   27番 友 田 昭 一 君    28番 井 山 九洲男 君   29番 桶 本 真一郎 君    30番 副 島 郁 朗 君   31番 浦 川 博 邦 君    32番 前 田 秀 康 君 (2)欠席議員(1人)    3番 中 村 義 一 君           ──────────────────── ・説明のために出席した者の職氏名 (1)長              (2)収入役  市長       沖田嘉典君    収入役     上村正勝君   助役       井村郁雄君   (3)教育委員会   企画財政部長  林田源正君    委員長     小嶋嘉郎君    秘書広報課長  山中健二君     教育長     水本正和君    財政課長    江崎眞通君     教育部長   金丸純久君   行政管理部長  田中 忠君      庶務課長   濱田義雄君   市民部長    本田精吾君   (4)農業委員会   環境部長    守屋 肇君    会長      満田繁光君   健康福祉部長福祉事務所長   (5)選挙管理委員会           山本達也君   産業振興部長  永江明久君    委員長     上田義光君   建設部長    池上源太郎君  (6)監査委員                    委員吉村憲之君           ──────────────────── ・職務のために議場に出席した事務局職員の職氏名   事務局長    保田光義君   次長       松山俊哉君   議事調査係長  桑崎雅介君   庶務係長     國岡雄幸君   主任      土谷 武君   主任       永原博英君   主任      嶋田和博君   主事補      津川恵美子君           ────────────────────               (午後2時03分 開議) ○議長(福田富雄君) これより本日の会議を開きます。          ──────────────────── △議長の諸報告 ○議長(福田富雄君) 諸般の報告をいたします。  本日、市長から議案8件が送付され、受理いたしました。  次に、本日、発議案3件が提出され、受理いたしました。  その余の報告は、朗読を省略いたします。          ──────────────────── △日程第1〜13 ○議長(福田富雄君) 日程第1から日程第13まで、すなわち議第93号から同第100号までの議案8件、並びに請願第11号から同第12号まで、及び陳情第16号、同第19号、同第23号の5件を一括議題とし、これより委員長の報告を求めます。  文教福祉委員会委員長田中靖二君。          (文教福祉委員会委員長田中靖二君 登壇) ◎田中靖二君 文教福祉委員会に付託されました予算案1件、条例案2件、陳情1件の審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  なお、議案については、執行部の説明を聞き、質疑、意見が行われましたが、その詳細については委員会記録に譲ることといたしまして、その主なものを申し上げます。  まず、議第93号・平成9年度八代市一般会計補正予算・第4号、当委員会関係分でありますが、教育費・学校給食費中、給食用管理備品購入に関連し、委員から、O−157対策への取り組みについて質疑があり、執行部から、給食センターから給食が搬入される際、冷蔵が望ましい食品、あるいは保温が望ましい食品がコンテナに混在しており、冷蔵が望ましい食品が温まるなど、必ずしも給食に係る設備・備品が万全であるとは言えず、食中毒のおそれも考えられることから、低温保存の必要な食品をフライパットで保存できる冷蔵庫を設置するもので、学校によって冷蔵庫の大小はあるが、設置場所をすべて実測し、設置が可能であることを確認している。この冷蔵庫購入は、食中毒を未然に防止する観点から市独自で購入したいとするもので、単独で給食実施をしている代陽・八代小学校、また給食時間にあわせて配送する宮地東小学校、弥次分校以外の小・中学校に設置するものであるとの答弁がありました。  次に、社会教育費青少年育成センター費緊急避難箇所案内板購入に関連して、委員から避難箇所の選定について質疑があり、執行部から、子供を見守るネットワークを広げることを目的とし、植柳校区の総社教から緊急避難箇所案内板設置が始まったが、その後、全市的な取り組みがなされていることから、今回1町内おおむね3カ所に緊急避難箇所案内板を設置予定するもので、その選定に当たっては、ガソリンスタンドや商店など人が常駐している事業所、民家にお願いし、子供が駆け込んだら、いつでも守ってもらえるような体制づくりを総社教挙げて取り組んでいきたいとの答弁がありました。  次に、議第100号・八代市保育所入所措置条例及び八代市立保育園の設置及び管理に関する条例の一部改正についてでありますが、委員から、条例改正に伴っての定員のあり方について質疑があり、執行部から、家庭で児童の保育に欠ける場合の保育所入所は、従来、市長が行政処分として保育所に入所措置していたが、今回児童福祉法の改正により、行政は保育所に関する情報提供を行い、保護者自身が保育所を選択し、その選択に基づき行政が保育を実施することとなり、定員を超えて申し込みがある保育所については、市において審査を実施した上で選考・調整するとの答弁があっております。  以上のほか、学校給食センターで使用する燃料の購入に当たっては地元業者の優先納入方学校焼却炉廃止に伴うごみの一時保管場所の早急な確保方、シュレッダーの機種、購入方法、うしお保育園の今後のあり方、保育所の定員枠の柔軟な取り扱い、地域に見合った保育所定数の見直し方等々の質疑、意見、要望があっております。  以上、予算案1件、条例案1件については、議第99号・八代市報酬及び費用弁償条例の一部改正についてとともに、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案どおり可決してしかるべきものと決した次第であります。  次に、陳情第16号・高田児童館施設の新設方についてでありますが、児童館建設児童福祉法改正の趣旨からも、今後全市的に取り組んでいかねばならない課題で、エンゼルプランの柱ともなるものであることなど、慎重に審査いたしました結果、その趣旨を了として採択し、市長に送付の上、その処理の経過及び結果の報告を求めることに決した次第であります。  以上で報告を終わります。 ○議長(福田富雄君) 建設環境委員会委員長浦川博邦君。          (建設環境委員会委員長浦川博邦君 登壇) ◎浦川博邦君 建設環境委員会に付託されました予算案2件、陳情1件の審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  なお、議案については、執行部の説明を聞き、質疑、意見が行われましたが、その詳細については委員会の記録に譲ることといたしまして、その主なものを申し上げます。  まず、議第93号・平成9年度八代市一般会計補正予算・第4号、当委員会関係分でございますが、第4款・衛生費・生活環境費生活環境総務費に関連し、執行部から、清掃センター建設のため、中北町3筆及び北平和町2筆の鑑定料169万7000円を予算計上したものであるとの説明を受け、委員から、建設予定地の選定に対する基本的な考え方について質疑がありました。  執行部から、これまでの建設環境委員会の中でも、一貫して建設予定地は平和町と説明しているとの答弁があり、さらに委員から、執行部が平和町と一貫して考えておれば、なぜ平和町2筆と中北町3筆の鑑定をするのか。予定地が決まっているのであれば、2ヵ所の土地鑑定料を計上することは税金のむだ遣いであり、議会への欺瞞行為と言わざるを得ない。中北町を同格として考えることはできないかとの強い意見がありました。  委員から、執行部が平和町に固執する理由について質疑があり、執行部から、平成6年度に平和町での環境アセスメントが議決されているが、中北町を同格として扱い、比較検討した結果、中北町に優位性があるとする場合には、この環境アセスメントは意味をなさなくなることや、平成4年から今日まで長い年月と多額の経費を費やし、また平和町の住民とも幾度となく協議を行い、合意形成を図り、取り組んできているので、執行部としては平和町を提案したい。今回の2ヵ所の鑑定は、さきの建設環境委員会での要望を受けたものであり、平和町と中北町の土地の価格を比較検討し、その資料をもって建設環境委員会へ提出するとの答弁がありました。  委員から、平和町に施設を建設する場合の搬入道路の見通しについて質疑があり、執行部から、現在予定している農免道路からの道路は、農繁期には両側に農作業用車両が駐車するため、現状のままでは車が通行することは危なく、地元からも海岸堤防沿いの下ののり面を搬入道路としてほしいとの要望があっているけれども、当該道路は、途中までは建設省、その先は農林水産省の所管となるため、その使用を申し入れているが、現段階では海岸堤防の補修を何年かに一度実施するため、補修の時に通行どめとしなければならず、応急の道路としての使用については検討の余地があるとの、管理している県からの回答であった旨の答弁がありました。  委員から、当該道路の使用が許可されない場合の対策、及び沿線沿いの三江湖町、葭牟田町の住民への説明会の有無について質疑があり、執行部から、現有道路の使用も考慮しなければならず、そのための拡幅改良工事として4億円程度を考えている。道路沿いの三江湖町、葭牟田町の住民への説明会は行っていないとの答弁があり、委員から、搬入予定道路改良拡幅工事への三江湖町、葭牟田町住民の理解と協力が大前提であり、住宅数も多い同地区の住民の道路の利用頻度は高く、迷惑の度合いも大きいので、工事実施に当たっての地元の協力体制や要望等を把握するために、清掃センターを建設することと同歩調で地区住民との話し合いを行い、地元の意見を十分考慮した計画を練り、議会に提案すべきであるとの意見がありました。  次に、第7款・土木費・都市計画費街路事業費に関連いたしまして、委員から、緑の回廊事業の進捗状況について質疑がありました。執行部から、緑の回廊事業は道路局分と都市局分に分けて事業を推進しており、平成8年度までの進捗率は、道路局が49%、都市局が19%で、全体としては30%の進捗率である。平成9年度末までは道路局64%、都市局26%、全体として40%を見込んでおり、順調に推移しているとの答弁がありました。  以上、本予算案1件につきましては、慎重に審査いたしました結果、議第94号・平成9年度八代市公共用地先行取得事業特別会計補正予算・第1号とともに原案のとおり可決してしかるべきものと決した次第であります。  次に、陳情第23号・行政改革・公共事業推進のための意見書の提出方については、その趣旨を了として、全会一致で採択することと決した次第であります。  なお、当委員会といたしましては、先ほど御報告申し上げました議第93号・平成9年度八代市一般会計補正予算・第4号の第4款・衛生費・生活環境費生活環境総務費中の土地鑑定料の件に関しましては、日を改めて委員会を開催し、一貫して平和町を清掃センター建設予定地とする執行部の姿勢について論議を重ねました。  委員から、候補地においては、初めに平和町ありきとして、中北町の比較検討がなされないまま事務が進められているが、これに固執せず、双方を比較、検討して委員会の判断を仰がれたいとする意見、また委員会としては、中北町の決定を固執するものではないが、土地の価格を比較、検討しないまま平和町を建設予定地とする執行部の姿勢には納得できず、平和町における条件も整備されていない現状で、今回の鑑定料の予算計上は時期尚早であることや、平和町を候補地と考えながら、2ヵ所の鑑定料を予算計上することは税金のむだ遣いである。また、どんな鑑定でも平和町に一貫して建設したい考えがあるのか等々の意見が続出いたしまして、建設環境委員会としては、市長にも出席を願い、答弁を求めた次第であります。  そこで、委員会としては、中北町・平和町を同格の候補地として扱うこと、本委員会では、中北町も清掃センター建設のための候補地の一つと考えており、比較検討するための土地鑑定を行う旨を事前に中北町の鑑定予定地の地権者に了解を得ることとし、了解を得るまでの間、予算執行を待ち、了解が得られた段階で本委員会に報告を願い、委員会の了承が得られた後、予算の執行を行われたいとの強い意見がありました。  また、検討の結果によっては中北町に変更もあり得るのかとの質疑に対して、市長から、中北町が平和町より条件がよいとの答えが出れば、平和町にしなければならないという理由はなく、中北町を選ぶこともあり得る。鑑定の結果を待って執行部の対応は決めたいが、土地鑑定を行う際は、3筆の地権者の了解を得て、中北町も候補地の一つとして鑑定させてもらいたいとの──旨の答弁があった次第であります。  委員から、執行部においては、議決された予算の執行については、執行権限云々ということでなく、道義的責任を持って委員会の意見、要望を慎重に踏まえて対処されたいとの強い意見がありまして、本委員会としては、鑑定予定地の地権者の了解が取れて本委員会へその報告ができるまでその執行の凍結をしてもらうよう決した次第であります。  以上、報告を終わります。 ○議長(福田富雄君) 経済企業委員会委員長白石哲哉君。          (経済企業委員会委員長白石哲哉君 登壇) ◎白石哲哉君 経済企業委員会に付託されました予算案3件、請願1件、陳情1件について審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  なお、詳細については委員会記録に譲らせていただきます。  まず、議第93号・平成9年度八代市一般会計補正予算・第4号、当委員会関係分でありますが、第5款・農林水産業費・林業費中、林業振興費・指定被害地造林事業補助金に関連して、委員から、台風被害の復旧状況及び事業完了後の対応策について質疑があり、執行部から、平成5年台風13号により山林133ヘクタールが被害をこうむったが、そのうち復旧事業を要する面積は80.3ヘクタールで、既に災害復旧事業として13.8ヘクタールの造林整備がなされており、今年度分指定被害地造林事業を含めての整備分59.4ヘクタールを合わせると73.2ヘクタールとなる。なお、指定被害地造林事業・災害復旧事業を合わせた復旧率は、おおむね91%を見込んでいる。また、この指定被害地造林事業は、5年間の補助適用となり、平成10年度に終了するが、事業終了後は、一般造林事業として1ヘクタール当たり50万円の事業に対し、個人施工56%、森林組合68%を助成する補助事業を取り入れて植林の奨励を計画している旨の答弁がありました。  次に、議第95号・平成9年度八代市水道事業会計補正予算・第1号についてでありますが、工事請負費1600万円に関連して、委員から、配水管布設工事に伴う事業内容とその採算性について質疑があり、執行部から、本工事は、大型店舗等の出店計画に伴い永碇町の臨港線歩道に延長500メートル、口径150ミリの配水管を布設するもので、これは平成10年度に工事を計画していたが、1店舗が開店に向けて3月から工事用に上水を必要とすることとなったため今回補正に至ったものである。このほか、当該地域には、来年12月にニコニコ堂、来年9月にパチンコ店の出店が計画されており、両社とも上水道を使用するとの確約を得ている。なお、その採算については、ニコニコ堂のみで1日当たりの使用量450立方メートルを予定し、年額1970万円程度の水道使用料を見込んでいるとの答弁がありました。  以上のほか、林業従事者の後継者・老齢化問題を含めた支援方、水質悪化が懸念される地域内への早急な上水道整備方、採算を重視した公営企業のあり方等々について質疑、要望意見があっております。  以上、予算案2件につきましては、議第96号・平成9年度八代市病院事業会計補正予算・第1号とともに慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案のとおり可決してしかるべきものと決した次第であります。  次に、請願第11号・作物等に対する遺伝子組み換えの表示義務を求める意見書の提出方については、その趣旨を了として全会一致をもって採択することに決した次第であります。  次に、陳情第19号・農振地域における事業計画者への指導方についても、慎重に審査いたしました結果、その趣旨を了として全会一致で採択し、市長に送付の上、その処理の経過及び結果の報告を求めることに決しました。  以上で報告を終わります。 ○議長(福田富雄君) 総務委員会委員長木田哲次君。           (総務委員会委員長木田哲次君 登壇) ◎木田哲次君 総務委員会に付託されました予算案1件、条例案2件、請願1件の審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  なお、議案については、執行部の説明を聴取した後、質疑、意見が行われましたが、その詳細については委員会記録に譲ることといたしまして、その主なものを申し上げます。  まず、議第93号・平成9年度八代市一般会計補正予算・第4号中、当委員会関係分でありますが、歳入については、諸収入・雑入中、八代城川遺跡発掘調査費に関連して、執行部から、建設省が八代城川関連事業として、東高裏から代陽小学校を通り北部幹線までの間を「せせらぎ水路」として整備を進めているが、今回新たに文化財の調査が必要となり、全額建設省の負担で実施するものであるとの説明を受けて、委員から、この「せせらぎ水路」を北部幹線まで延伸する内容について質疑があり、執行部から、今回は、第一中学校裏から北部幹線間250メートルを整備するものであり、計画では、せせらぎ水路を北部幹線まで流れてきた水を、管渠により一中と図書館の間を通し、松井神社の前から堀に放水する計画となっているとの答弁があっております。  歳出については、執行部から、第2款・総務費・総務管理費の企画費1億4300万円は、地域総合整備資金貸付事業で、医療法人平成会・坂本病院の増設のための借入金7億6000万円に対して20%を限度として貸し付ける起債であるとの説明を受けて、さらに委員から、地域総合整備資金貸付事業の内容について質疑があり、執行部から、本事業は、地域の活性化を推進するための制度として、自治省所管のふるさと財団と連携して行っているもので、この事業は適度の事業収益性等の観点から実施される事業であることや、貸付対象は法人格を有していること、また新規雇用を5名以上有することなどがその要件とされており、この申請に当たって市は助役を長とする審査会でチェックを行い、また自治省ふるさと財団にも申請書を送付し、貸付対象者のヒアリングを経て決定している。また、事業の実績としては、これまで7件の総額7億4500万円を貸し付けており、その利子分2億0600万円は市が負担することになっているが、充当率75%の交付税措置により、市の持ち出しは5150万円となっている旨の答弁がありました。  なお、そのほか、歳入に関連する清掃センター土地鑑定料について、委員から、執行部は建設環境委員会における指摘要望事項を順守され、地権者の了解を得て比較資料となる鑑定ができるよう誠心誠意取り組んでもらいたい。また、鑑定結果を客観的に評価し、中北町と平和町の両候補地を同格に比較・検討願いたいとの意見、予算提出における市長の姿勢に疑問を感じるので、市民の理解が得られるよう努力願いたいとの要望や、審査の前提条件となる両地区の地権者の了解、資料、計画ができていない状況での予算案提出は時期尚早であり、修正すべきとの意見、あるいは候補地については、現施設隣接地から検討すべきであり、その経過等が明らかでない現段階での予算案は適切ではないとの意見があり、慎重に審査し、採決いたしました結果、賛成多数で原案のとおり可決してしかるべきものと決した次第であります。  なお、本件について少数意見の留保があっております。  次に、議第97号・議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び八代市消防団員等公務災害補償条例の一部改正についてでありますが、執行部から、10月16日付で臓器の移植に関する法律が施行されたことに伴い、公務災害により療養給付を受けて脳死した場合、今までは死亡の段階で給付が終了していたが、臓器移植法の制定により、臓器移植のために摘出する身体への処置については、死亡以降の処置についても、それぞれの該当法律に基づく医療給付として取り扱うことになり、本市でも条例に追加し、国に準じ平成9年10月16日から適用するとの説明があり、これに対して委員から、公務での死亡の場合、本来は臓器移植で利益を受ける者が支払うべきではないかとの質疑があり、執行部から、改正内容については、提供を受ける側の負担に疑問もあるが、臓器移植推進のための措置ではないかと考えている旨の答弁があり、採決の結果、賛成多数で、原案のとおり可決してしかるべきものと決した次第であります。
     以上のほか、議第98号・八代市職員退職手当支給条例及び職員の給与に関する条例の一部改正については、全会一致をもって原案のとおり可決してしかるべきものと決しました。  次に、請願第12号・法務局における職員の増員に関する意見書の提出方については、その趣旨を了として採択することに決しました。  以上で報告を終わります。 ○議長(福田富雄君) 以上で委員長の報告を終わります。  次に、少数意見の報告を求めます。  梅田玲子君。               (梅田玲子君 登壇) ◎梅田玲子君 ただいま議第93号・一般会計補正予算・第4号について委員長の報告がありましたが、議案の審査に当たっては、まず現有施設に隣接した土地の確保に向けて地元との協議、合意形成に向けて最大限の時間と努力を払い、その結果について明らかにされた上で、執行不可能な場合に代替案が提示され、検討に付されていくべきであるとの考えに基づき、中北町から平和町へ移行の判断の過程が明らかにされていない、中北町の調査が不十分、平和町8ヘクタールの根拠の説得力が希薄との意見を一貫して申し述べてきました。  にもかかわらず、執行部の提案は二転、三転する中で、平和町で進めることが既定の方針であり、これを見直す考えのないことが明らかとなりましたので、現段階で土地鑑定料はつけるべきではないと反対しました。  しかし、委員会としては委員長の報告のとおり、慎重な審査の上、中北町、平和町の取り扱いについては同等に行うことを前提に、土地鑑定料を含む今回の補正予算については原案可決となりました。  よって、少数意見の留保をした次第であります。以上、御報告いたします。 ○議長(福田富雄君) これより本報告に対する質疑を行います。  質疑ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で質疑を終わり、これより討論を行います。  討論ありませんか。  橋本徳雄君。               (橋本徳雄君 登壇) ◆橋本徳雄君 日本共産党の橋本でございます。以下2つの議案について反対討論を行います。  まず第1は、議第93号・平成9年度八代市一般会計補正予算・第4号であります。  本補正予算の第4款・衛生費の第2項・生活環境費のうち、新清掃センターに係る土地鑑定料169万7000円についてであります。  現有清掃センターの老朽化が進み、一日も早い新清掃センターの建設が急がれている状況は十分に理解できます。それゆえにこそ全市民のコンセンサスを経て建設に着手されるべきであります。  しかるに、市執行部の態度は、初めに平和町ありきに固執する余り、諸般の綿密な調査に基づく合理的な計画を市民に示すこともなく、また議会に提案された土地鑑定料の執行部説明も二転、三転し、到底納得できるものではありません。  清掃センターの建設には数百億円の市民の血税が使われます。それゆえに市民の関心も高く、この間、市民の間にさまざまな激しい動きもあるやに聞いております。  したがって、執行部におかれては、諸般の要素を綿密に調査し、現在、反対している人にも、また賛成している人にも十分に理解できるような、最も合理的な計画を示されて、全市民のコンセンサスを得られるような努力をされ、その上で再度土地鑑定料の提案をされることを望むものであります。市民のコンセンサスがないままの今回の土地鑑定料には反対である意思を表明します。  次は、議第100号・八代市保育所入所措置条例及び八代市立保育園の設置及び管理に関する条例の一部改正についてであります。  保育所への入所措置を保育の実施に改めること、申請を申し込みに改めることの意味について述べます。  これは銀行やゼネコンにはやさしく、国民には冷たい、総自民党化政治のもとでの福祉切り下げ政策の一環であると思います。保護者の選択に保育をゆだねるという美名のもとに、国や市町村の保育に対する義務的な責任をなくするものであり、生存権を保障する社会保障の後退を意味します。  保育が困難な保護者への子供たちに対して、国や市町村が最終的な責任を負わなくなるこの条例の一部改正は、突き詰めていけば、今まで法的に義務づけられていた国と市町村の保育の責任が免除されることになり、保育困難な保護者のもとでの子供たちの生存権が脅かされるおそれが生じかねません。これは子供たちの豊かな育成を目指す児童福祉の原則に逆行するものであり、容認することはできません。  条例の一部改正に反対を表明いたしまして反対討論を終わります。 ○議長(福田富雄君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。  議第93号・平成9年度八代市一般会計補正予算・第4号については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。                (賛成者 起立) ○議長(福田富雄君) 起立多数、よって本件は原案のとおり可決されました。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) 議第94号・平成9年度八代市公共用地先行取得事業特別会計補正予算・第1号については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。                (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手全員、よって本件は原案のとおり可決されました。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) 議第95号・平成9年度八代市水道事業会計補正予算・第1号については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。                (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手多数、よって本件は原案のとおり可決されました。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) 議第96号・平成9年度八代市病院事業会計補正予算・第1号については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。                (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手全員、よって本件は原案のとおり可決されました。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) 議第97号から同第99号まで、すなわち  議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び八代市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について、  八代市職員退職手当支給条例及び職員の給与に関する条例の一部改正について、及び  八代市報酬及び費用弁償条例の一部改正について、  以上3件については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。                (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手全員、よって本3件は原案のとおり可決されました。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) 議第100号・八代市保育所入所措置条例及び八代市立保育園の設置及び管理に関する条例の一部改正については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。                (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手多数、よって本件は原案のとおり可決されました。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) 次に、請願・陳情の採決を行います。  請願第11号・作物等に対する遺伝子組み換えの表示義務を求める意見書の提出方について、  請願第12号・法務局における職員の増員に関する意見書の提出方について、及び  陳情第23号・行政改革・公共事業推進のための意見書の提出方について  の3件については、委員長の報告どおり、これを採択することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、本3件は採択することに決しました。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) 陳情第16号・高田児童館施設の新設方について、及び  陳情第19号・農振地域における事業計画者への指導方について  の2件については、委員長の報告どおり、これを採択し、市長に送付の上、その処理の経過及び結果の報告を請求することといたしたいが、これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、本2件は採択することに決しました。          ──────────────────── △日程第14〜16 ○議長(福田富雄君) 日程第14から同第16まで、すなわち発議案第19号から同第21号までの発議案3件についてを一括議題とし、これより趣旨弁明を求めます。  まず、発議案第19号について、浦川博邦君。              (浦川博邦君 登壇) ◎浦川博邦君 ただいま上程されました地方分権に伴う地方税財源の確保に関する意見書案につきましては、発議者一同を代表いたしまして趣旨弁明を行います。  今日、地方公共団体は、国・地方を通じる厳しい財政状況を踏まえ、積極的な行財政改革に取り組む一方、来るべき分権型社会の到来を迎え、多様な財政需要への対応が迫られている状況であります。  このような中にあって、真の分権型社会の実現を図るには、自主的・自立的に事務事業を執行できるよう自主財源である地方税財源の確保が不可欠であり、特に地方税財源の中核を成す地方交付税については、これが地方の固有財源であることから、地方交付税の総額を抑制するようなことは地方公共団体にとっては考えられないことであります。  よって、国におかれては、地方税財源の確保のため、国から地方への税源移譲、円滑な資金調達を可能とする地方債制度の弾力的運用、国庫補助金等の整理合理化を推進するとともに、特に地方交付税については、地方の固有財源であることを明確にするため、国の一般会計を経由せず、直接、交付税特別会計に繰り入れるとともに、地方交付税の財政調整機能と地域の実情を重視した地方交付税の算定を行うなど、今後の地方公共団体の役割を考慮した地方税財源の確保を強く要望するものであります。  この趣旨に御理解をいただき、満場一致をもって御決定いただきますようお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(福田富雄君) 発議案第20号について、泉正治君。               (泉正治君 登壇) ◎泉正治君 ただいま上程されました発議案第20号・内需拡大のための所得税減税の実施を求める意見書案について、趣旨弁明を行います。(以下朗読)          ────────────────────     内需拡大のための所得税減税の実施を求める意見書案      内需拡大のための所得税減税の実施を求める意見書  さきに日銀が発表した情勢判断資料によれば、消費税率の引き上げなどの影響から、景気は4月以降減速局面にあり、内需減速の影響が企業収益や雇用・所得面にも徐々に及びつつあるとして、景気の先行きが極めて厳しいものになっていることを示している。  これは、景気の主要動力である内需を喚起し、または調整しつつ行うべき行財政改革を、消費税アップ、特別減税の廃止あるいは医療費等の値上げ等、国民の負担増大という最も安易な方法によって行おうとした結果が今日の不況をもたらしたものであり、これによって税収の大幅な減収と財政収支の悪化を招くばかりか、日本経済を本格的な不況へと突入させるおそれがある。  よって、国におかれては、歳出の計画的削減や規制緩和、また新規産業の振興を図り、内需を拡大するための所得税減税を中心とした対策を速やかに行われるよう強く要望する。          ────────────────────  以上、内需拡大のための所得税減税の実施を求める意見書の提出について趣旨弁明を行いました。皆さんの満場一致の御賛同をお願いいたします。 ○議長(福田富雄君) 発議案第21号について、山本幸廣君。               (山本幸廣君 登壇) ◎山本幸廣君 ただいま上程されました発議案第21号・八代産畳表の公共施設への活用と低金利融資等への補助並びに農業振興公社の設立を求める決議案について、発議者を代表して趣旨弁明を申し上げます。  内容につきましては、別紙議案記載のとおりであります。  近年、我が国の農業は、担い手の減少や高齢化、農産物の輸入自由化など急速な国際化の進展、消費需要の低迷による活力の低下、農業を取り巻く環境も新たな展開を迎えております。  このような中にあって本市農業は、恵まれた自然条件と農業者の不断の努力により、トマト・イグサを初めとして、水稲・メロン・果樹など全国でも有数の農業生産地域の地位を確立しておりますが、皆様御承知のとおり、長引く景気の低迷状態による農産物価格の低迷と農業資材の高騰など、本市においても農業経営は依然として危機的状況にあるばかりか、農家の生活基盤は困窮をし、年が越せない深刻な状況に陥っております。  よって、執行部におかれては、日本一の産地として、日本一の農業後継者の多い町として、また若者に魅力を感じさせる農業への基盤づくりとして農業施策を積極的に展開をし、本市の農家経営をより安定・確立をさせるためにJA等への行政指導と支援策を含めた施策実施方を強く要望する決議案を提出した次第であります。
     どうか、この趣旨に御賛同いただき、満場一致御決定をいただきますようお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(福田富雄君) 以上で趣旨弁明を終わり、これより質疑を行います。  質疑ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で質疑を終わります。 ○議長(福田富雄君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております発議案3件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。  これより討論を行います。  討論ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。  発議案第19号から同第21号まで、すなわち  地方分権に伴う地方税財源の確保に関する意見書案、  内需拡大のための所得税減税の実施を求める意見書案、及び  八代産畳表の公共施設への活用と低金利融資等への補助並びに農業振興公社の設立を求める決議案  の3件については、原案のとおりに決するに賛成の諸君の挙手を求めます。                (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手全員、よって本3件は原案のとおり可決されました。          ──────────────────── △発議案第22号〜24号 ○議長(福田富雄君) 報告いたします。  本日、白石哲哉君外5名から発議案第22号・作物等に対する遺伝子組みかえの表示義務を求める意見書案、木田哲次君外7名から発議案第23号・法務局における職員の増員に関する意見書案、及び沢田行雄君外7名から発議案第24号・行政改革・公共事業推進に関する意見書案が提出されました。 ○議長(福田富雄君) お諮りいたします。  この際、日程に追加して本3件を議題といたしたいが、これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。 ○議長(福田富雄君) 本3件を一括議題とし、これより発議者の趣旨弁明を求めます。  まず、発議案第22号について、白石哲哉君。               (白石哲哉君 登壇) ◎白石哲哉君 ただいま上程されました発議案第22号・作物等に対する遺伝子組みかえの表示義務を求める意見書案について、発議者を代表して趣旨弁明を申し上げます。  内容につきましては、別紙議案記載のとおり、近年、他の生物の遺伝子を組み込んでつくった遺伝子組みかえ食品が許可されましたが、これは予期せぬアレルギー物質や毒性物質が生成される危険性や、取り返しのつかない環境・生態系への影響がさまざまな専門家や学者から指摘されています。  欧州などの国では作付禁止、輸入禁止などの措置が取られたり、少なくとも表示の義務づけの方向は定まりつつある一方、日本は遺伝子組みかえ作物の最大の輸入国でありながら、国内では既に流通し、遺伝子組みかえ食品としての表示がない状況にあります。  よって、国におかれては、消費者の選択の権利を保障し、人間の基本的な食べるという欲求を侵害している現状を認識の上、遺伝子組みかえ作物とそれを原料として用いた食品すべてに表示義務づけの措置を講じられるよう強く要望するため意見書案を提出した次第であります。  どうか、この趣旨に御賛同いただき、満場一致御決定いただきますようお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。 ○議長(福田富雄君) 発議案第23号について、木田哲次君。               (木田哲次君 登壇) ◎木田哲次君 ただいま上程されました発議案第23号・法務局における職員の増員に関する意見書案について、発議者一同を代表して趣旨弁明を申し上げます。  本案は、さきに関連の請願が採択されましたので、それを審査いたしました関係委員会の私どもが発議したものであります。  内容につきましては、別紙議案記載のとおり、法務局の所掌事務は、近年、社会経済の発展に伴い増大の一途をたどり、その業務量は1971年からの7年間で約2.7倍になっているにもかかわらず、職員の増加はわずか1.2倍にとどまり、そのため地方公共団体・公社・公団等の職員に応援を求めて処理しており、過労による職員の急死や職員の絶対数の不足から、その業務・機能を十分に果たすことができない状況にあります。  よって、政府に対して、法務局の所掌事務に係る行政事務の適正、迅速な処理と職員の労働条件の改善を図るため、職場の実態に見合った増員措置を行うよう強く要望する必要があると考え、意見書案を提出した次第であります。  どうか、この趣旨に御理解をいただき、満場一致御決定をいただきますようお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(福田富雄君) 発議案第24号について、沢田行雄君。               (沢田行雄君 登壇) ◎沢田行雄君 ただいま上程されました発議案第24号・行政改革・公共事業推進に関する意見書案について、発議者一同を代表して趣旨弁明を申し上げます。  内容につきましては、別紙議案のとおり、我が国では、その地理的特性から毎年のように自然災害が発生し、国民生活が脅かされている現状であります。  国民の要求は、国民生活から隔離した大規模プロジェクト中心の公共事業ではなく、防災事業や環境保護、身近な生活関連施設の充実であり、国民の要求に基づく防災・福祉・生活関連公共工事へ転換されるべきと考えます。  建設省の2分割は、運輸・農水との再編という巨大官庁化にほかならず、また将来、独立行政法人化により事業執行を民間で行うことになれば、公共事業は今まで以上に地域住民の声が行政から遠ざけられるとともに、利潤追求の場となり、中小企業は淘汰されるなど公平な行政サービスや事業の公平性が損なわれることになると考えるものであります。  よって、国におかれては、国民本位の行政改革・行政組織を確立するとともに、公共事業を推進されるよう強く要望する必要があると考え、意見書を提出した次第であります。  どうかこの趣旨に御賛同いただき、満場一致で御決定いただきますようお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(福田富雄君) 以上で趣旨弁明を終わり、これより本3件に対する質疑を行います。  質疑ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で質疑を終わります。 ○議長(福田富雄君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております発議案3件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。  これより討論を行います。  討論ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。  発議案第22号・作物等に対する遺伝子組みかえの表示義務を求める意見書案、  発議案第23号・法務局における職員の増員に関する意見書案、及び  発議案第24号・行政改革・公共事業推進に関する意見書案、  以上発議案3件については、原案のとおりに可決するに賛成の諸君の挙手を求めます。                (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手全員、よって本3件は原案のとおり可決されました。          ──────────────────── △日程第17〜24 ○議長(福田富雄君) 日程第17から同第24まで、すなわち議第101号から同第108号までの議案8件を一括議題とし、これより提出者の説明を求めます。  市長。              (市長沖田嘉典君 登壇) ◎市長(沖田嘉典君) ただいま上程されました議案8件につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  まず、議第101号の一般会計補正予算・第5号は、さきの9月定例会で条例を可決いただき、設置することができるようになりました非常勤の識見監査委員の報酬を計上するものでございまして、補正額は30万円を追加いたしております。  議第102号から議第105号までの補正予算案は、人事院勧告に基づき国家公務員の給与が改定されることに伴い、本市におきましてもこれに準じて職員等の給与の改定を行うなど、所要の措置を講ずるものでございます。  補正額は、一般会計補正予算・第6号で7340万円を、食肉センター特別会計で26万5000円をそれぞれ追加し、国民健康保険特別会計で779万5000円を、公共下水道事業特別会計で246万2000円をそれぞれ減額いたしております。  次に、別冊となっております議第106号・八代市議会議員の報酬等に関する条例等の一部改正については、国家公務員の給与改定に準じて市議会議員並びに市長等及び教育長の期末手当の支給率を改定するものでございます。  議第107号・職員の給与に関する条例の一部改正については、国家公務員の給与改定に準じて本市職員の給料表の改定を行うもののほか、扶養手当、期末・勤勉手当等に関する規定の改正など、条例上の所要の措置を行うものでございます。  議第108号・八代市報酬及び費用弁償条例の一部改正については、非常勤の識見監査委員の月額報酬を条例で定めるものでございます。  何とぞ慎重御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(福田富雄君) 以上で提出者の説明を終わり、これより質疑を行います。  質疑ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で議第101号から同第108号までの議案8件に対する質疑を終わります。 ○議長(福田富雄君) 委員会付託表を配付いたさせます。             (書記、委員会付託表を配付) ○議長(福田富雄君) ただいま質疑を終わりました議第101号から同第108号までの議案8件は、ただいま配付いたしました委員会付託表のとおり、その審査を所管の各常任委員会及び議会運営委員会に付託いたします。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) 委員会開催のため、しばらく休憩いたします。              (午後3時14分 休憩)          ────────────────────              (午後4時56分 開議) ○議長(福田富雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) しばらく時間の延長をいたします。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) しばらく休憩いたします。              (午後4時56分 休憩)
             ────────────────────              (午後5時20分 開議) ○議長(福田富雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) 報告いたします。  先刻、審査を付託いたしました議第101号から同第108号までの議案8件について、所管の委員長からそれぞれ審査が終了した旨、報告がありました。 ○議長(福田富雄君) よって、この際、本8件を一括議題とし、これより各委員長の報告を求めます。  文教福祉委員会委員長田中靖二君。          (文教福祉委員会委員長田中靖二君 登壇) ◎田中靖二君 文教福祉委員会に付託されました予算案1件について審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告いたします。なお、詳細につきましては委員会記録に譲ることにいたしまして、その主なものを申し上げます。  議第102号・平成9年度八代市一般会計補正予算・第6号、当委員会関係分についてでありますが、これらは本年8月4日に行われました人事院勧告に基づく国家公務員の給与の改定率が1.02%とされたことに伴い、本市職員の給与を国に準じ改定しようとするものである旨の説明があり、これに対し委員から、民間との比較対象について質疑があり、執行部から、人事院が民間の100人以上の事業所7700カ所、約50万人と国家公務員約50万人を対象として調査した結果、民間レベルとの較差是正のための改定であるとの説明があり、さらに委員から、勤勉手当の成績率の幅の拡大に伴い、人件費の増大につながるのではないかとの質疑があり、執行部から、勤勉手当の支給に当たっては、成績率の低い者、育児休業や休職中の者の減額分を原資とし、予算の範囲内で実施するものとの答弁があっております。  以上のほか、勤勉手当の将来にわたっての見直し方等の意見があっております。  以上、予算案1件については、原案のとおり可決してしかるべきものと決した次第であります。  以上で報告終わります。 ○議長(福田富雄君) 建設環境委員会委員長浦川博邦君。          (建設環境委員会委員長浦川博邦君 登壇) ◎浦川博邦君 建設環境委員会に付託されました予算案2件について審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  なお、詳細については委員会記録に譲らせていただきます。  議第102号・平成9年度八代市一般会計補正予算・第6号、当委員会関係分についてでありますが、これは本年8月4日に行われた人事院勧告に基づく国家公務員の給与の改定率が1.02%とされたことに伴い、本市職員の給与を国に準じ改定しようとするものであるとの答弁があっております。  本年度の勧告の特徴として、民間企業の動向や公務部門における職務内容の複雑・専門化などの状況を踏まえ、能力や実績を重視した給与体系への転換が図られており、民間と比べて相対的に水準が低いといわれている中堅層の改善に重点を置いての改定となっているとの説明があり、慎重に審査いたしました結果、本予算案1件については、議第105号・平成9年度八代市公共下水道事業特別会計補正予算・第3号とともに、原案のとおり可決してしかるべきものと決した次第であります。  以上で報告を終わります。 ○議長(福田富雄君) 経済企業委員会委員長白石哲哉君。          (経済企業委員会委員長白石哲哉君 登壇) ◎白石哲哉君 経済企業委員会に付託されました予算案2件について審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  なお、詳細については委員会記録に譲らせていただきます。  議第102号・平成9年度八代市一般会計補正予算・第6号、当委員会関係分、議第104号・平成9年度八代市食肉センター特別会計補正予算・第1号でありますが、これらは、いずれも8月4日、人事院が国会と内閣に対し、国家公務員の給与を平均で1.02%引き上げる勧告を行い、12月10日に国の給与法改正が公布されたため、本市もこれに準じて給与改定を行うものである旨の説明があり、以上予算案2件につきましては慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案のとおり可決してしかるべきものと決した次第であります。  以上で、報告を終わります。 ○議長(福田富雄君) 総務委員会委員長木田哲次君。           (総務委員会委員長木田哲次君 登壇) ◎木田哲次君 総務委員会に付託されました予算案3件、条例案2件について審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告いたします。  なお、詳細につきましては委員会記録に譲ることといたしまして、その主なものを申し上げます。  議第101号・平成9年度八代市一般会計補正予算・第5号についてでありますが、執行部から、9月に条例が改正されたことにより新たに識見監査委員を任命することとし、来年1月から3月までの3カ月間分の30万円を補正するものであるとの説明があり、委員から、月10万円とした根拠について質疑があり、執行部から、先進市である都城市、岩国市、東広島市、山口市を調査したところ、その平均が1日当たり2万0994円であり、年間の監査出勤日数を60日と計算し、月5日出勤で10万円と算出した旨の答弁がありました。  次に、議第102号・平成9年度八代市一般会計補正予算・第6号中、当委員会関係分についてでありますが、執行部から、本年8月4日、人事院が国会と内閣に対し、国家公務員の給与改定勧告に基づく国家公務員の給与改定率が1.02%とされたことに伴い、本市もこれに準じて給与改定を行うものであり、内容としては、民間企業の給与水準との較差を是正するため、本俸を0.92%、3081円、諸手当を0.13%、435円とするものであり、大きな変更点としては、期末手当支給率を0.05月分引き上げるほか、能力実績等をより適切に反映させるため、期末勤勉手当において、勤勉手当支給率の幅を従来0.35月分から0.90月であったものを0月から1.2月に拡大するとともに、部長級の管理職の期末手当のうち0.4月分を勤勉手当に振りかえるもので、財源については地方交付税で措置している旨の説明がありました。  以上、予算案2件については、議第103号・平成9年度八代市国民健康保険特別会計補正予算・第2号、議第107号・職員の給与に関する条例の一部改正について、議第108号・八代市報酬及び費用弁償条例の一部改正についてとともに慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案のとおり可決してしかるべきものと決した次第であります。  以上で報告終わります。 ○議長(福田富雄君) 議会運営委員会委員長桶本真一郎君。         (議会運営委員会委員長桶本真一郎君 登壇) ◎桶本真一郎君 議会運営委員会に付託されました条例案1件について審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告を申し上げます。  なお、詳細については委員会記録に譲らせていただきます。  まず、執行部から、今回の条例改正は、人事院勧告に基づき国家公務員の給与が改定されることになり、これに準じて本市においても期末手当の支給月額について0.05カ月分を増額し、改定しようとするものであり、第1条で市議会議員の報酬について、第2条で市長、助役、収入役、監査委員の特別職について、第3条で教育長の給与について条例改正を行うものである。なお、議員の期末手当については、12月に支給された2.1カ月分を2.15カ月分に改定し、遡及して12月1日に適用すること、第2条及び第3条の特別職及び教育長も、3月の期末手当の0.5カ月分を0.55カ月分に改定するものであること、また議員については12月にさかのぼって支給すること、特別職及び教育長は、国からの指導により10年3月に支給される手当については据え置き、適用は来年度分からとなる旨の説明がありました。  これに対して委員から、3つの条例を一本化して、表題を八代市議会議員の報酬等に関する条例等の一部改正として提案されたことについて、議員と特別職は別途に提案すべきではないかとの質疑があり、これに対して執行部から、それぞれの条例については別建てであるが、今後検討を加えてみたいとの答弁がありました。  以上、条例案1件につきましては、原案のとおり可決してしかるべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 ○議長(福田富雄君) 以上で委員長の報告を終わり、これよりただいまの報告に対する質疑を行います。  質疑ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で質疑を終わり、これより討論を行います。  討論ありませんか。  橋本徳雄君。               (橋本徳雄君 登壇) ◆橋本徳雄君 八代市議会議員の報酬等に関する条例等の一部改正について、第1条・八代市議会議員の報酬等に関する条例の一部を次のように改正する。100分の210を100分の215に改めるという件について反対討論をいたします。  現在、農家の皆さんは、イグサの低迷や米価の低落、商店街の皆さんは、大型店の進出等による、さらに一般的な不況によって市民の皆さんが非常に困っておられるときであります。  市民の皆さんに対する配慮と、幸いにして議員の報酬は生活給でない点もありますので、議員の期末手当の0.05カ月分の引き上げは凍結していただき、厳しい財政にいささかの貢献をすべきであると思いますので、引き上げに反対の意思を表明して反対討論とします。 ○議長(福田富雄君) ほかにありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。  議第101号・平成9年度八代市一般会計補正予算・第5号については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。                (賛成者 起立) ○議長(福田富雄君) 起立全員、よって本件は原案のとおり可決されました。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) 議第102号から同第105号まで、すなわち  平成9年度八代市一般会計補正予算・第6号、  平成9年度八代市国民健康保険特別会計補正予算・第2号、  平成9年度八代市食肉センター特別会計補正予算・第1号、  平成9年度八代市公共下水道事業特別会計補正予算・第3号、  以上の4件については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり可決するに賛成の諸君の挙手を求めます。                (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手全員、よって本4件は原案のとおり可決されました。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) 議第106号・八代市議会議員の報酬等に関する条例等の一部改正については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり可決するに賛成の諸君の挙手を求めます。                (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手多数、よって本件は原案のとおり可決されました。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) 議第107号から同第108号まで、すなわち  職員の給与に関する条例の一部改正について、及び  八代市報酬及び費用弁償条例の一部改正について、  以上2件については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり可決するに賛成の諸君の挙手を求めます。                (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手多数、よって本2件は原案のとおり可決されました。          ──────────────────── △議第109号〜111号 ○議長(福田富雄君) 本日、市長から議案3件が送付され、受理いたしました。 ○議長(福田富雄君) お諮りいたします。  この際、日程に追加して、市長提出案件議第109号から同111号までの3件を一括議題といたしたいが、これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。 ○議長(福田富雄君) 議第109号から同第111号までの3件を一括議題とし、これより提出者の説明を求めます。  市長。              (市長沖田嘉典君 登壇) ◎市長(沖田嘉典君) ただいま上程されました議案3件につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  議第109号・監査委員の選任につき同意を求めることについては、新たに設置することとなりました非常勤の識見監査委員に平岡尚道氏を選任したいと考え、地方自治法の規定に基づき議会の同意を求めるものでございます。  同氏は、昭和41年に税理士事務所を設立、昭和55年には南九州税理士会八代支部理事に就任され、現在は社会福祉法人郷寿会監事、南九州税理士会八代支部副支部長、同会綱紀監察委員として御活躍中でございます。このように、同氏は、税理士としての実務はもとより、財務管理、事業の経営管理等に関し優れた識見を有する方でありまして、監査委員として適任であると考え、お諮りいたしております。  次に、公平委員会委員の選任につき同意を求めることについての2件は、任期満了に伴う公平委員会委員の後任の選任についてお諮りするものでございまして、議第110号で森田美稲子氏を、議第111号で松川勝氏を、いずれも現在に引き続きお願いしたく提案いたしております。  何とぞ慎重御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。以上です。 ○議長(福田富雄君) 以上で提出者の説明を終わり、これより質疑を行います。  質疑ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で議第109号から同第111号までの議案3件に対する質疑を終わります。 ○議長(福田富雄君) お諮りいたします。  本3件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。  これより討論を行います。  討論ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。  議第109号・平岡尚道君を監査委員に選任するにつき、これに同意するに賛成の諸君の挙手を求めます。                (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手全員、よって本件は同意することに決しました。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) 議第110号・森田美稲子君を公平委員会委員に選任するにつき、これに同意するに賛成の諸君の挙手を求めます。                (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手全員、よって本件は同意することに決しました。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) 議第111号・松川勝君を公平委員会委員に選任するにつき、これに同意するに賛成の諸君の挙手を求めます。                (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手全員、よって本件は同意することに決しました。          ──────────────────── △閉会中の継続審・調査の件 ○議長(福田富雄君) 次に閉会中の継続審査及び調査についてお諮りいたします。  別紙、閉会中継続審査・調査申し出のあった案件のとおり、  文教福祉委員会委員長から  請願・陳情3件、所管事務調査3件、  建設環境委員会委員長から  陳情8件、所管事務調査2件、  経済企業委員会委員長から  所管事務調査5件、  総務委員会委員長から  陳情5件、所管事務調査2件、  政治倫理特別委員会委員長から  政治倫理に関する諸問題の調査、  新幹線問題特別委員会委員長から  新幹線建設計画に関する諸問題の調査、  議員定数問題等特別委員会委員長から  議員定数問題等に関する諸問題の調査、  議会運営委員会委員長から  議会運営に関する事項、  決算審査特別委員会委員長から  議第75号から同第84号まで、すなわち平成8年度八代市一般会計及び特別会計決算の10件、  以上42件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出があります。  本申し出のとおり、決するに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。          ──────────────────── △日程第25 ○議長(福田富雄君) 日程第25・会議録署名議員の指名を行います。  会議規則第81条の規定により、会議録署名議員に今田智徳君、桶本真一郎君を指名いたします。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  閉会に当たり、市長から発言の申し出がありますので、これを許します。  市長。              (市長沖田嘉典君 登壇) ◎市長(沖田嘉典君) 閉会に当たりまして、一言お礼を兼ね、ごあいさつを申し上げます。  去る12月1日から開会されました定例市議会におきましては、議員各位には慎重な御審議を賜り、提案いたしました全議案につきまして原案どおり御決定をいただき、まことにありがとうございました。  また、本日追加提案いたしました案件につきましても、その趣旨を御理解いただき、同意を賜りましたことに対し心からお礼を申し上げます。  さて、この1年を振り返りますと、さまざまな出来事がございました。  国政の場では、行政改革についての熱のこもった議論が展開され、省庁再編や地方分権など、これまでにない大改革が具体的に検討されました。また、相次いだ金融証券業界の混乱は、景気の停滞をさらに長引かせそうな気配でございます。  このように厳しい状況の中ではございますが、八代市におきましては市民の憩いの場であります八代城跡の堀浄化事業完了や、待望久しかった地域交流センター・仮称の着工など、本年も積極的にまちづくりに取り組んでまいりました。  広域的な高速交通基盤の整備が着々と進む中で、来春は南九州西回り自動車道が八代南インターまで開通いたしますし、都市計画道路南部幹線にも着手いたします。  八代港では、3万トン岸壁の2バース目が完成を間近に控え、蛇籠地域周辺開発の川の交流広場も大きく事業が進捗いたしました。  また、これまで温めてまいりました流通拠点都市構想には、大手そして地場の企業25社に賛同いただき、事業化研究会がスタートし、大きな一歩を踏み出しました。  整備が進む港湾の利用についても、本年、八代港ポートセールス協議会を設立し、これから積極的な働きかけを行ってまいります。  このほかにも九州新幹線、ニュー加賀島計画、5万トン岸壁など、県南の拠点都市を目指す本市にとって欠くことのできない事業が控えており、八代市のさらなる飛躍を目指して私どもはなお一層の努力をいたす所存でございます。  議員各位には、この1年間の市政に対する御指導、御協力に心から感謝を申し上げますとともに、今後とも変わらぬ御指導御鞭撻をお願いいたしたいと思います。  なお、本格的な冬の到来を迎えて、年末の多忙な時期でございます。議員各位におかれましては、健康に十分留意され、輝かしい新年を迎えられまして、ますます御活躍されますことを祈念いたしまして閉会のごあいさつといたします。どうもありがとうございました。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) これをもって平成9年12月定例会を閉会いたします。              (午後5時49分 閉会) 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。    平成9年12月18日        八 代 市 議 会 議 長   _________________                       ( 福  田  富  雄 )        同    議    員   _________________                       ( 今  田  智  徳 )        同    議    員   _________________                       ( 桶  本  真 一 郎 )...